こんなに強い警戒は浮気調査では初めて
探偵|横浜ブログを読んでいただきありがとうございます。あおしぐれ探偵事務所の太田です。
最近YouTube動画を始めたのですが、すごく難しいですね。再生数・・・・・3とか普通ですww
どの探偵社でもやっているような内容だと興味がわかないのでしょうね。オリジナリティを意識しなければいけません。
さて、今日も[探偵|横浜浮気調査を開始する]の続きです。
事務所に戻るといきなりメールが来ました。
題名
「妻の写真と会社の住所」
早速確認しました。
印象は、スラっとした日本美人というような感じ。
会社前は広い国道だが、歩道が狭すぎる。
早速返信する。
「情報ありがとうございます。これで十分です」
すぐに返信が来る
「予約ですが明後日は取れますか」
「大丈夫です。会社前付近から17時開始でよろしいでしょうか」
「それでお願いします」
調査員に現場の住所、対象者の写真を送りました。
「では、現着で行きます」
「ド警戒の可能性あるから、よろしく」
当日になり、16時30分に調査員と現場付近でおちあう。
「おつかれです」
「おつかれ、とりあえず、対象者は警戒している可能性が高いから1人はここで張り込んで、1人は対象者が利用する駅で待機しよう」
「了解です。では僕が駅でいいですか」
「そうしよう」
「なんで警戒してるんですか」
「あれ、言ってなかったけ、依頼者さんが対象者に探偵を雇う宣言してるんだよ」
「なんでそんなこと、何の得もないじゃないですか」
「興奮して怒りに任せて言ってしまったらしいよ」
「いくらなんでも、探偵がついてるとわかっていて浮気なんかしますか」
「まあこれで浮気したらおかしいね。でもなくはない」
「知っている人間は普通には尾行できないですね」
「それは依頼者さんも納得している。尾行を知っているのだから2回見られたらアウトかもしれない」
普通は知っている人を尾行はしませんが、今回はなんというか仕方ないと言いますか・・・
「とにかく、交代交代的な感じで行こう」
「4人ぐらいいた方が良かったんじゃないですか」
「そしたら依頼者さんが予算が出せないでしょう」
「今日で難しいと判断したら依頼者さんと相談するよ」
そんな話をしながら17時になる
「じゃあ対象者現れたら電話するよ」
「では駅で待機します」
17時15分
対象者現れる。服装 モスグリーン系の半そでシャツ、黒のパンツ、ベージュのハンドバッグ所持。
「対象者でました。服装は・・・・」
「了解です」
駅までは普通に歩けば10分はかからない。
とりあえず、会社を出た対象者は警戒している様子もなく駅方向に向かっている。
途中で信号を渡り反対側に来る。つまり私のいる歩道です。
ここで私と対象者の距離が10mぐらい。その時対象者が立ち止まり後ろを振り向き続ける。
『うわ、やばいなやっぱり警戒している』
私は立ち止まる対象者を抜かすしかない。どうやら、現状で自分の後ろにいた人間をすべて警戒して後ろにいた全員が自分の前に出るまで立ち止まり確認しているようでした。
すぐに調査員に電話
「すごい警戒しているよ。とりあえず駅まで真っ直ぐの道だからそっちから見える。立ち止まってる女がそれ」
「あー見えます。後ろを振り向きっぱなしじゃないですか、なんですかあれ、あんな警戒初めて見ました」
そうなのか、私が抜かしても振り向きっぱなしだという事は探偵が誰かは判断できてない証拠だな。
「動きだしました」
「了解、こちらが先に駅に入る。万が一駅に来なかったら連絡ください。それと一応こちらは帰宅方向のホームに上がって待つよ」
「了解です」
改札を抜けるとき調査員に目で合図。『やばいぞこれは』そう言ったつもりです。
ホームに上がるとすぐに電話が鳴る。
「ホームに上がる階段前で改札方向を見たまま止まっています。こちらはまだ改札を通過してません」
なんだなんだ。異常なほどの警戒も探偵がいると知っていれば当たり前なのか?でもそんなに警戒するなら今日は当たりの日なのは想像できる。
「じゃあ、そのまま階段上がるまで待機。帰宅方向のホームでしょ」
「はい。帰宅方向です。あっ駆け上がります」
「対象者が駆け上がってくるのを確認。追いついて」
「了解です。急ぎます」電話を切る
こちらは自販機の裏に隠れて、その階段から現れる対象者を待つ。
1分は待ったか・・・ホームまで上がってくれば、こちらからも見えるはずなのに見えてこない。また電話が鳴る。
「今度は階段の3分の2ぐらい上がった位置で止まってます」
「じゃあもう上がってきちゃいな、ここから別のホームに行かれたらそれはもう追えないからね」
「了解です。いま残り3段のところまで上がりました」
「了解こちらのホームで間違いないようだからこっちで隠れて電車に乗るまで待機しよう」
電話を切り調査員が合流する。なるほど頭半分だけこちらからも見える。
「すごすぎるな警戒が」「はい。まだ自分はハッキリとは認識されてないと思います」
なるほど。まだ追えるな。
すると電車が来た。しかし階段から対象者が動かない。頭だけが見えている。
「あれ、乗らないのか」
「・・・・・・・・・」
「動いた」
ドアが閉まるアナウンスで対象者が電車に乗りこむ。しかし乗り込んでからも顔をドアから出して周囲を見回している。
『まじかよ。先にホームに居た人間が飛び乗ったら不自然だ』そう思った時、対象者の顔が電車の中に入った。
いまだ
調査員と私は電車に飛び乗る。ギリギリセーフ
~つづく~
ここからが、史上最強の警戒が始ります。こんなもんじゃない警戒にこちらの精神は壊れる寸前。
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